バドワイザーの歴史
アメリカ生まれのキング・オブ・ビアーズといえばバドワイザー。
1876年に発売されて以降、変わらぬ製法を守り続け、いまや世界80カ国以上で親しまれるビールになりました。
その歴史は1852年、エバハート・アンハイザーがセントルイスで小さなビール工場を営みだしたことから始まります。
1857年、ドイツより移住してきたアドルファス・ブッシュが彼の娘と結婚すると、アドルファスもビール会社の経営に携わり、アンハイザー・ブッシュ社が誕生します。 試行錯誤を繰り返したのちに、1876年に完成したビールがバドワイザーなのです。
1881年には世界のブリューワリーの中で初めて、画期的な冷蔵貯蔵システムを開発し、売り上げも急上昇します。
1901年、100万バレル(1バレル=約118リットル)の生産量を超えるという快挙を成し遂げ、その翌年には横浜にも出荷されました。
でも、1919年、ミズリー州で禁酒法が施工されてしまったため、その間はアイスやソフトドリンクなどを製造し、乗り切ったそうです。
そして、禁酒法が廃止となり、1957年を迎えると、バドワイザーはついに米国市場シェアナンバー1の座を獲得するのです。
1986年以降は、FIFAワールドカップのオフィシャルビールを努めるなど、カジュアルシーンを盛り上げる定番ビールとなりました。